Amazon.comは、ホステッドストレージサービス「S3」や、他のウェブサービス関連製品の提供と合わせて、「CloudFront」と呼ばれる新たなコンテンツ配信ネットワーク(CDN)のベータ版提供を開始した。
「短い待ち時間、高速なデータ転送スピード、基本料金が不要」といった特色が保証されたCloudFrontは、好調なシステム提供を実現するため、エッジロケーションのグローバルネットワークを利用する。
Amazonは9月に、2008年内にCDNの提供を開始する方針を打ち出していた。また、価格設定に関しても、従量制課金方式が採用されることを明らかにしていた。Amazonは、CloudFrontの「最低利用料金」などが設定されることはないと断言しており、ユーザーは、実際に利用した分量に応じてのみ、料金を支払うことになる。
CDNには、いくつか課題もある。オンデマンドでの提供となり、高額の利用料でも、それほど嫌がらずに支払ってくれる企業向けのサービスとなってしまう点などだ。しかしながら、Amazonは、すでにS3にて、クラウド分野での成功を収めており、CloudFrontは、サービス開始時から強力な存在となりそうだ。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
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