Amazon.comのサービス「Amazon Elastic Compute Cloud」(Amazon EC2)が米国時間4月7日にオフラインになった。とはいえ、数時間でオンラインに復旧したようだ。
Amazon Web Servicesのサポートフォーラムにスレッドが立てられたのは、太平洋夏時間の同日午前1時51分のことだった。午前4時すぎには、読み込めなかったすべてのサーバとの交信が回復したとサポート担当者が報告した。
2008年2月に、「Amazon Simple Storage Service」(Amazon S3)がダウンして、何百ものウェブサイトが影響を受けたらしいときと比較すると、今回の機能停止ははるかに軽度で済んでいる。
今回の機能停止も、新しいホスティング型コンピューティングサービスはよく吟味しなければならないことを忠告してくれるものだ。こうしたホスティング型のサービスは先行投資のコストが低く簡単なため、多くのソフトウェア開発者が利用している。
IBMやSun Microsystemsといった企業によるユーティリティコンピューティングの話はかなり以前からあるが、Amazonはこの分野のリーダー的存在として次第に広く認知されてきている。
Amazon Web Servicesの顧客たちはサポートフォーラムで、問題に対処する取り組みについて正規のフィードバックを提供しているAmazonの姿勢を称賛した。一方Amazonの関係者も、問題の原因についてさらに詳細が得られるように同社として調査を続けると述べている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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