Amazonは米国時間8月21日、Amazon Web Servicesが提供するクラウドコンピューティングスイートのオプションとして、長期的なストレージサービス「Elastic Block Service(EBS)」をリリースすると発表した。すでにAmazonは、今回の方針を4月に打ち出していた。
以前は、Amazonのクラウドコンピューティングプラットフォーム「EC2」上で実行されるジョブのデータは、そのジョブに付属する存在であったため、開発者は、EC2を通してのみ、そのファイルや情報へのアクセスが可能であった。しかしながら、EBSによって、開発者は、どんな望みのアプリケーションからでもアクセスが可能な、クラウドベースのファイルシステムの構築が可能となる。Amazonの他のクラウドストレージシステムとなる「S3」や「SimpleDB」では、このローレベルのアクセスは提供されていない。
拡張性が高いAmazon Web Servicesのインフラストラクチャに基づき、EBSは、大半の障害にも耐性を備えるものの、RightScaleのブログは、「S3のストレージほど耐久性があるわけではない」と伝えている。とはいえ、Amazonの顧客は、EBSインストレーションのスナップショットを、S3にバックアップすることができる。
EBSの容量は、1Gバイトから1Tバイトまで用意される。このサービスは、1Gバイト当たり10セントの月額料金で利用できる。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
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