Googleは米国時間11月4日朝、「Google Hot Trends」のデータを基に、最新の検索キーワード傾向についていくつかの洞察を発表した。意外ではないが、米国では上位100件の検索語句のうち87件が何らかの形で11月4日の選挙に関係しており、検索語句の大半が政治関連のものだった。
それより驚きなのは、大統領選挙候補者に関する情報に混じって入っていた他の検索語句の大半が、単純にファストフード企業の無料提供を探しているものだったということだ。
上位100位までの検索語句の中には、Chick-fil-A、Ben and Jerry's、Starbucks、Krispy Kreme Doughnutsなどのファストフード店やカフェを検索する語句があった。これらの店はすべて、投票ステッカーを持参した顧客に、何らかの飲食メニューを無料提供している(ちなみに、投票ステッカーも検索語句の第20位に入っている)。
一方、共和党の副大統領候補者Sarah Palin氏はリストに登場していない。また、大統領候補のJohn McCain氏とBarack Obama氏も、それぞれ1回と2回登場しているだけだ。
Starbucksは4回登場している。
11月4日の検索語句分析に加えて、Googleは9月1日からこれまでの検索傾向についても追跡調査を行っており、人物、トピック、ニュースソースについて上位の検索語句を発表した。このリストの中で意外な事実はごくわずかで、たとえば、深夜のテレビ番組「Saturday Night Live」でPalin氏に扮して有名になったTina Fey氏の名前が、そのPalin氏の名前の2つ下、第4位に入っていた。また、Huffington PostやDrudge Report、Daily Kosなど多くの政治系ブログが、どうやらNBCやCBS、ABCといった大手ニュースソースを上回っているようだ(CBSは、ブログサイトWebwareを運営しているCNET Newsの親会社)。CNNは政治ニュースソース部門の第9位だった。
(順調に進めば)11月4日中には選挙シーズンが終了するが、検索語句の年間勝者はまだ決まらない。Googleは2008年12月に、年間検索キーワードランキング「Year-End Zeitgeist」を発表する予定だ。ただし、上位100位までのHot Trendsページは、1日に何度も更新されているようなので、こちらに注目し続けてもいいだろう。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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