オンラインコミュニケーンサービスTwitterの開発チームが、同サービスをベースにした米大統領選挙専用サイトを立ち上げた。同サイトは、Twitterに投稿される大統領選に関する書き込み(Tweetと呼ばれる)を追跡するというもの。同ページに選挙に関連するTweetを投稿すると、それが常時更新されるフィード内に表示される。そのフィードには、候補者の氏名など、選挙に関連する言葉を含むTweetが集約される。
Twitterは7月、Twitter API(Application Programming Interface)に基づく人気検索ツールSummizeを買収したと発表した。現在はTwitter Searchと呼ばれるSummizeの技術は、選挙サイトでも利用されていると見られる。
2004年の選挙ではブロガーの登場が歓迎され、2006年の中間選挙ではYouTubeが一躍脚光を浴びた(この点については、バージニア州選出の元上院議員George Allen氏に聞いてみるとよい)。そして、2008年の選挙では、どうやらTwitterが政治関連ウェブサイトの最前線に躍り出そうな勢いだ。Barack Obama、John McCain両陣営は、それぞれTwitterアカウントを作成し、同サイトで最新情報を提供している(最新情報は、Twitterの選挙サイトの最上部に表示される)。今やTwitterは、独断的なニュースファンや向上心に燃える評論家らにとって、なくてはならない必須ツールとなった。
しかし、Twitterは依然として規模はさほど大きくないため、雑音や無関係な冷やかしが多数書き込まれて「荒れる」こともなく、簡素な「選挙フィード」の作成が可能だ。
またTwitterは、選挙放送の分野で実験的ニュースネットワークのCurrent TVとも提携した。この提携により、大統領候補討論会の放送中、リアルタイムで投稿される「Tweet」の中から選ばれたものが画面上に表示される。これらは米国時間9月26日晩から開始されている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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