米大統領選挙が大詰めを迎えるに当たって、Googleの社内では、一部の優れたエンジニアが、候補者のBarack Obama氏とJohn McCain氏の発言を比較できる新ツールを作成した。Google Labsのプロジェクトとなる、「Google In Quotes」という名称の新ツールでは、「economy(経済)」などの用語を入力して検索すると、その用語に関連した両候補の発言内容がリストアップ表示される。
「spin」ボタンをクリックすることで、異なった発言を表示できるようになっており、Google Newsの掲載記事から、最新の全発言が検索結果に示される。
英国の首相であるGordon Brown氏と、対するDavid Cameron氏、カナダの首相であるStephen Harper氏と、対するStephane Dion氏、インドの首相であるManmohan Singh氏と、対する野党を率いるLal Krishna Advani氏の発言なども、比較できるようになっている。
なかなか魅力的な選挙戦ツールではあるものの、その出来ばえは完璧なものではないようだ。カナダの首相候補が、それぞれ「Bush氏」について、どのような発言をしているのかを検索しようとすると、「bush(茂み)」という単語が含まれるからか、狩猟に関するDion氏の発言が表示されてしまう。また、もっと悪いことに、筆者は「Batman」について、Barack Obama氏ならびにJohn McCain氏が、どのような見解を持っているのかを調べようとしたが、何も見つけられなかった。「Joker」役の俳優、故Heath Ledger氏に関する(両候補の)見解は、有権者の1人として筆者には、非常に重要なのである。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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