Rose氏:もちろんです。われわれは常に、中立で公平な場を作りたいと思ってきました。diggに関して、この見解を変えるのは正しくないと思います。記事の宣伝や、何かをおもしろいと考えているユニークで多様なたくさんの人たちを呼び寄せるdiggのアルゴリズムに関して原則を曲げるつもりはありませんし、政府にも誰にも、その原則を変えさせはしません。市場によっては積極的に参加できないかもしれませんが、これらはDiggの基本方針であり、絶対に妥協はしません。
Rose氏:はい、Diggの事業展開チームが多くの時間を費やしている大仕事の1つは、パブリッシャーとの関係です。パブリッシャーは絶えずわれわれのところに来て、(Diggには)彼らのユーザーに関するたくさんのデータがあると言います。ユーザーが何をしているのか、何を楽しんでいるのか、どこから来ているのか、他にどのような記事をどのようなサイトで投稿しているのかといったデータをダッシュボード形式で整理することができれば、すばらしいことです。
わたしが本日述べたパブリッシャーのためのリコメンデーションエンジンなどのように、パブリッシャーのためのツールに関してDiggではこのようなものを検討しています。もちろん、これはロードマップにあり、われわれが開発したいと思っているものですが、CNNのためにカスタムスイートを作成したり、ブロガーに提供したりするつもりはありません。実際に何かしらのツールを作成したときは、誰でも利用できるようにしたいと考えています。
Rose氏:仕事の件でjobs@digg.comにメールしてください(笑い)。あなたのおっしゃることはまったく正しいと思います。わたしは最近、知り合いで連絡を取っている多くの投資家、何人かの後援者、ベンチャーキャピタル数社と話をしましたが、今はまさにとんでもない時期です。けん引力のない新興企業や、「Alexa」や「Compete」などで急成長していない新興企業にとっては、資金をさらに調達するには実に厳しい時期です。今、資金を調達しようとする新興企業に向けられる多くのアドバイスは、少し支出を切り詰めて生き残れる態勢に入るべきだということでしょう。
必要のないものへの支出を減らすことだけで可能な、いわゆる「社内資金調達」という方法があります。不要な支出を予算から外せば、その分の資金を使わないのですから、資金を調達しているのと似たようなものです。本当に残念ですが、今後1年間、途中で挫折する新興企業が多く出てくると思います。わたしがよく聞くアドバイスは、資金を調達できる状態にあるならば今のうちに調達し、あと2年ほどは身を低くして耐えしのぶべきだということです。もちろん、多くの新興企業はそれを実践しようとしています。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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