ロンドン発--おそらく、Diggの創設者であるKevin Rose氏が自社の海外展開戦略について詳しく説明する場所として、Future of Web Appsカンファレンスを選択したのは当然のことだ。なんと言っても、ロンドンはサンフランシスコに本拠を置くDiggの最大のユーザー活動拠点になっている。しかし、報道が経済危機一色に染まっている中、規模を拡大し、スタッフを雇用し続けようとする企業にとって、状況は若干複雑になっている。
米CNET Newsは、現地時間10月9日朝のプレゼンテーション直後のRose氏に話を聞くことができた。2部構成のインタビューの前編は以下の通り。
Rose氏:そうですね、わたしは自分の仕事が大好きです。これまで働いていると感じたことはありません。Diggは4年間、仕事をしている感覚ではなく、毎日楽しく過ごしてきたすばらしい場所です。ですから、この仕事に飽きることはないと思います。しばらくの間はDiggにいるつもりです。
Rose氏:われわれのポッドキャストの視聴者は大勢います。彼らは、集まって、ビールを飲みながら、自分たちの好きなテクノロジやコンピュータ文化の話について意見を述べることができておもしろいと言って、ポッドキャストを楽しんでくれています。ですから、ポッドキャストの制作に関する限り、われわれがしていることを楽しんでいる人たちは確かに存在します。わたしにはわかりませんが、彼らが、われわれがしていることを見て、楽しんでくれているのはうれしいことです。ポッドキャストを始めた当時、Alex(Diggnationのもう1人のホストであるAlex Albrecht氏)とわたしは、どのくらいの人たちが夢中になってくれるかまったくわかりませんでした。われわれは、「TechTVで一緒に働いてきたときのように、何かおもしろいことをして、ヒットさせよう」といった乗りで始めました。たとえ誰も視聴していなくても、気ままに話をするのが好きだから、今後も続けるでしょう。
Rose氏:いいえ、Diggnationはずっと変わりません。Diggnationは単なる面白い番組にすぎません。Diggnationの視聴者で、なおかつdiggにアクセスするのはごくわずかです。Diggnationの視聴者は1週間で25万人ほどですが、diggには何百万もの訪問者がいますから、Diggnationとdiggが緊密に結びついているというわけではありません。
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