よかった。BusinessWeek誌が選出する「ウェブで最も影響力のある25人」の新しいリストは、能書きの多いブロガーや巨乳のビデオアイドルと無縁で、カンファレンス後の打ち上げを盛り上げる以外何もしていなさそうな奇妙な人々もおらず、実にすがすがしい。
逆に、リストの大半は真の大物たちで構成されている。Microsoftの最高経営責任者(CEO)であるSteve Ballmer氏、AppleのCEOを務めるSteve Jobs氏、MySpaceを買収したNews Corp.のCEOのRupert Murdoch氏などが名を連ねる。また、Diggの創設者であるKevin Rose氏や、Wikipedia創設者のJimmy Wales氏、craigslist創設者のCraig Newmark氏といったウェブの正真正銘のパイオニアも選ばれた。
ビッグネームが過半数を占めるため、あまり意外性のないリストになっている。しかし、興味深い選出もいくつかある。BusinessWeek誌はFacebookから、創設者のMark Zuckerberg氏ではなくCOOのSheryl Sandberg氏を選んだ。また、深夜番組で人気のコメディアンであるJon Stewart氏も選ばれている。同氏が出演するComedy Centralの「The Daily Show」は、広範な人気を獲得しており、(直接ではないが、複数の要因の1つとして)親会社のViacomをYouTubeに対する著作権侵害訴訟へと導いた。さらに、非常に多くの猫の撮影に使われて猫ブームに貢献した、ローエンドのビデオカメラ「Flip」を開発したPure Digital TechnologiesのCEOであるJonathan Kaplan氏も選ばれた。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス