ブロガー向け情報サイト「ブロッチ」などネットマーケティングを展開する株式会社アイシェアは同社が提供するサービス会員をパネラーとするリサーチ結果を発表した。
携帯電話キャリア間の顧客争奪戦は激しさを増す一方だが、キャリア選びに電波状況はどの程度影響するのだろうか。20代から40代を中心とするネットユーザー男女474名の回答を集計した。現在利用中のキャリアは、「ドコモ」27.8%、「au」30.2%、「ソフトバンク」31.9%、「WILLCOM」8.0%、「イーモバイル」1.5%、「その他」0.5%。
携帯電話キャリア選びで電波状況をどの程度重視するか、5段階で聞いたところ、39.0%が「とても重視する」、40.9%が「どちらかといえば重要」と答え、全体の8割が重視。
「とても重視する」とした比率をキャリア別に見ると、「ドコモ」が54.5%と最も多く、次いで「イーモバイル」42.9%、「au」41.3%、「WILLCOM」34.2%、「ソフトバンク」25.2%の順となった。
「ドコモ」と「ソフトバンク」とは29.3ポイントの差があり、「ドコモ」ユーザーは主な利用圏内の電波状況を気にして選択している人が多く、「ソフトバンク」ユーザーは電波状況を重視する人は少ないと言えそうだ。
電波が無いときにとった行動を複数回答形式で聞いたところ、半数以上が選択したのが「窓辺に近づく(屋内限定)」59.9%と、「電波を求めさまよう(場所移動)」57.4%。
性別・年代別でも、この2つがいずれもトップ2で半数以上が選択していた。このほか、「上に掲げてみる」27.8%、「左右に動かしてみる」24.3%、「一度電源を切ってみる」20.0%、「携帯端末を振る」17.9%といった行動をとっていた。
何か行動をとった人429名に、その結果電波状況は良くなったかについて聞くと、全体の81.4%は電波状況は良くなったと回答。
複数回答のため一概には言えない面もあるが、効果が高いと思われる行動として「屋内にいるとき窓辺に近づく」を選択した人は86.6%、「電波を求めて場所を移動する」では 83.5%が電波状況の回復に成功している。そのほかの行動の結果も、80%以上の成功率で、電波を求めて移動したり、携帯端末を動かしてみたりといったことは有効であるといえそうだ。
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