ブロガー向け情報サイト「ブロッチ」などネットマーケティングを展開する株式会社アイシェアは同社が提供するサービス会員をパネラーとするリサーチ結果を発表した。
ソーシャル・ネットワーク・サービス(SNS)の「モバゲータウン(通称モバゲー)」が、携帯電話サイトを独自基準で審査・認証する第三者機関から「健全サイト」と認定されたことについて、ネットが炎上した。出会い系サイトと差別化するために個人情報の取り扱いが原則不可とされていることや、監視体制の整備といったことが一定評価されたようだが、若年層の利用者が多いこともあって認定への賛否は尽きない。
ネットユーザーはこれらについてどう思うのか、「健全サイト」についての意識調査を行った。
調査対象は20代から40代を中心とする男女、有効回答数397。回答者の携帯電話からの各SNSの利用状況は「どれも利用したことがない」が57.7%、「mixi」が27.7%、「2ちゃんねる」が 25.4%で他は10%未満。
「健全だと思うサイト」を複数回答形式で選んでもらったところ、「mixi」が30.7%でトップ。続く「モバゲー」は17.9%となった。利用経験と照らし合わせると、「mixi」では利用経験者の53.6%が「健全」と回答したのに対し、「モバゲー」での同回答は33.3%となった。
また、何かと話題になることも多い「2ちゃんねる」については、「健全だと思う」と回答した利用経験者が14.9%で、調査対象となったサイト中では最も低い結果となった。
日記スタイルの書き込みに対して友人からのメッセージが連なる「mixi」に対し、対戦型の無料オンラインゲームやアバター(キャラクター設定機能)等を通じてコミュニケーションを図る「モバゲー」。
どちらもSNSというスタイルで運営されているサイトだが、健全かどうかについての認識には大きな差が見られた。実際に利用したうえで判断された結果ともあり、両サイトを取り巻く今後の動向にますます注目される。
こうした様々なサイトが運営されるなか、「現状のフィルタリング審査の方法についてどう思うか」を聞いたところ、「とても」と「どちらかといえば」を合わせて「信頼できる」と回答したのは全体のわずか10.6%。「どちらかといえば」と「全く」を合わせて「信頼できない」と回答したのは22.3%で、半数以上の53.1%は「どちらともいえない」と回答した。
ユーザー心理としては、審査を経たからといって直ちに“合格”というわけにもいかないようだ。
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