ブロガー向け情報サイト「ブロッチ」などネットマーケティングを展開する株式会社アイシェアは同社が提供するサービス会員をパネラーとするリサーチ結果を発表した。
手を変え品を変え、巧妙さを増す「オレオレ詐欺」。被害は増える一方だが、どれだけの人が自主的な対策をしているのだろうか。詐欺への遭遇率や体験談もあわせ、20代から40代を中心とするネットユーザー男女476名から回答を得た。うち「両親と同居している」のは165名、34.7%。
自分自身や家族に、いわゆる「オレオレ詐欺」と呼ばれる詐欺電話がかかってきたことがあるかについては、16.0%が「ある」と回答。
うち、実際の「被害に遭った」のは40代の女性1名で、内容は「高額医療費返還詐欺」。過分に支払った医療費を返還する等の説明でATMを操作させ、知らぬうちに現金を振り込ませる手口だった。
また「知人や友人などで『オレオレ詐欺』の被害に遭った人はいるか」聞いたところ、3.6%が「いる」と回答。
内容は「息子がお金に困っているので振り込んで欲しい」の他、事故等のトラブルを装って示談金を要求されるものが目立った。家族や警察になり済まして電話をかけてくるケースがほとんどのようだ。
こうした「オレオレ詐欺」について、何らかの対策を「している」と回答したのは全体の20.8%。
対策の具体的な内容には「(家族間であらかじめ決めておいた)合言葉を言う」「折り返し電話する」のほか、「知らない番号には出ない」もしくは「着信拒否」「注意喚起のパンフレットを電話の横に置いている」などがあった。
また、「祖父母や親によく注意している」「家族に事例を話して聞かせた」「新しい詐欺情報があれば共有する」「(かかってきた場合の)練習」など、家族ぐるみで被害に備えている様子が伺えた。詐欺対策で何よりも功を奏すのは、『家族の絆』だと言えそうだ。
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