ブロガー向け情報サイト「ブロッチ」などネットマーケティングを展開する株式会社アイシェアは同社が提供するサービス会員をパネラーとするリサーチ結果を発表した。
「新薬(先発医薬品)」と同じ成分、同じ効果で価格の安い薬「ジェネリック医薬品」。CMや病院のポスター等で耳にすることも多くなったが、実際の知名度や利用率はどうなのか、意識調査を行った。調査対象は、医者から薬を処方されたことのある、20代から40代を中心とするネットユーザー男女376名。
医者からジェネリック医薬品を薦められたことはあるか?の問いには、全体の91.0%が「ない」としており、性別、年代を問わずほとんどの人がジェネリック医薬品を薦められたことは「ない」と回答。日本では普及が進んでいないと言われているが、それを裏付ける結果となった。
ジェネリック医薬品の利用経験について聞くと、「ない」は全体の76.1%で、23.9%が「ある」としており、性別、年代別では大きな違いは見られなかった。利用経験はない人が多数派ではあるが、医者の薦めが無くとも、約4人に1人がジェネリック医薬品を自ら希望して利用したという点は注目に値する。
利用経験のない人にジェネリック医薬品を知っているか?と聞いたところ、全体の65.4%が「知っている」と回答。「聞いたことはあるが詳しくは知らない」は29.0%、「聞いたことも無かった」はわずか5.6%で、利用率の低さに比べると知名度は高いと言えそうだ。
「知っている」の割合を男女別で見ると、男性69.1%、女性61.3%で、男性が女性を8ポイント近く上回っている。年代差は見られなかった。
おくすり手帳に目を通すか?の問いには、全体では「目を通す」が42.8%、「興味のあるところだけ見る」が20.2%、「目を通さない」が9.8%、「おくすり手帳を保存していない」が27.1%。
ジェネリック医薬品の利用経験別では、「目を通す」のは「利用経験あり」が53.3%で、「利用経験なし」の39.5%を上回っており、利用経験がある人の薬への関心の高さが伺える。
処方された薬の成分をインターネットで調べたことはあるか?の問いには、全体では「ある」が61.7%となった。ジェネリック医薬品の利用経験別では、調べたことがあるのは「利用経験あり」で74.4%と、「利用経験なし」の57.7%よりも高ポイントとなっており、ここでも利用経験がある人の薬への関心の高さが表れた結果となった。
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