アイシェアは8月28日、Googleマップの機能の1つである「ストリートビュー」について、認知度や利用動向などを調査した結果を発表した。約7割がストリートビューによるプライバシーの侵害に不安を抱いていることがわかった。
ストリートビューの存在については、全体の7割以上が「知っている」と回答。認知者を性別、世代別に見ると、男性で73.2%、女性で66.0%、20代で66.7%、30代で72.1%、40代で74.5%と、女性より男性、また世代が高いほど認知度が高かった。
認知者に利用経験を聞くと、全体の65.9%が「利用した」と回答した。性別、世代別では、「利用した」と答えた男性は72.0%、女性では56.3%、また20代では61.9%、30代では68.9%、40代では63.0%で、男性と30代が積極的に利用しているようだ。
一方で、「今後、日本全国がストリートビューで見れるようになるとしたらどのような面が懸念されると思うか?」との問いには、67.6%が「プライバシー侵害」、58.0%が「犯罪」、37.0%が「そもそも勝手に家が晒されることに遺憾」と答えた。
いずれの項目も男性より女性のほうが不安と感じている比率が高く、中でも「プライバシー侵害の不安」と答えた女性は73.7%に上り、男性の63.2%を10ポイント上回った。世代別では年代が低いほど不安を感じている比率が高く、「プライバシー侵害の不安」は20代が77.8%だったのに対し、30代は67.2%、40代は63.3%だった。
ストリートビューの便利な使い方、おもしろい使い方について、自由回答形式で聞いたところ、旅先や未知の訪問先の「下見」や「道案内」、ホテル、商店などの外観や集合場所の景観を確かめる手段を想定した使い途が挙げられた。
調査対象は20代から40代を中心とする男女のネットユーザー。調査期間は8月19日〜21日。有効回答数は376。
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