ブロガー向け情報サイト「ブロッチ」などネットマーケティングを展開する株式会社アイシェアは同社が提供するサービス会員をパネラーとするリサーチ結果を発表した。
子供に防犯対策として持たせたいと考える親が多い一方、裏サイト・出会い系サイトなど、子供が有害な情報に触れる入り口になる恐れもある携帯電話。子供と携帯電話について、ネットユーザーはどのように考えているのだろうか?20代から40代を中心とする男女437名の回答を集計した。
回答者の子供の有無や子供の年齢は特定していない。また、2006年1月に同様の調査を行っており、今回は前回調査との比較検証もあわせて行った。
子供にはいつから携帯電話を持たせるのがよいと思うか?との問いには、「高校生(15〜18歳)」が最も多く31.4%、次いで「中学生(12〜15歳)」が20.8%、「大学生(18〜21歳)」が16.0%で、小学生以下は16.7%だった。
2006年の調査結果と比較すると、前回は高校生26.1%、中学生16.9%であったのに対し、今回は高校生・中学生の比率が上がり、逆に小学生以下の比率は低下している。「携帯を持たせてもよいと考える時期」が上がっているようだ。
子供に携帯を持たせるとしたらその理由としてどんなことが考えられるか、最も近いものを選んでもらったところ、「防犯に関心があるから」が72.5%と性別、年代を問わず圧倒的に高かった。他はいずれも10%に満たなかった。
前回調査では、防犯機能・子供向けの利用制限がついた携帯を子供に持たせたいと考える人が約64%だったが、依然、「子供の防犯対策として携帯電話は有効」と考えられていることが伺える結果となった。
子供に携帯を持たせるとしたら、防犯機能とアクセス制限設定(フィルタリング機能)のどちらを重視するか?との問いには、全体では「防犯機能を重視」「どちらかといえば防犯機能を重視」を合わせるとい54.9%と、半数以上が「防犯機能重視派」。
一方「アクセス制限を重視」「どちらかといえばアクセス制限を重視」を合わせると、45.1%が「アクセス制限(フィルタリング機能)重視派」となる。
結果を見ると防犯機能重視派がやや上回るが、アクセス制限重視派も拮抗しており、有害サイト対策への関心も低くはないことが伺える。
性別・年代別に見ると、「防犯機能重視派」は男性の方が高く、年代が上がるほど高ポイント。男性と上の年代は「防犯機能重視」、女性と若い年代では「アクセス制限重視」の傾向が見られた。
※過去調査:「子供の安全のため、求める防犯機能は『GPS』38%」
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