社団法人コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)は、ヤフーオークションやオンラインストレージサービスを悪用し、権利者に無断で複製したコンピュータソフトを販売していた栃木県小山市の無職男性(52歳)が9月3日、著作権法違反の疑いで福岡県警生活経済課と筑紫野署に逮捕されたと発表した。
男性は、2008年4月に前後3回に渡り、Adobe Systemsが著作権を有する「Adobe Illustrator 10」など計2種類のソフトウェアをオンラインストレージサーバに複製、蔵置し、ヤフーオークションを通じて販売していたもの。顧客に対してはファイルのURLを知らせ、ダウンロードさせていた。
筑紫野署の署員がサイバーパトロールで男性の出品を確認し、ACCSを通じて権利者に連絡した。また、ACCSにも4月から5月にかけ、5件の情報が一般から寄せられていた。福岡県警では、被疑者の海賊版販売行為の事実を確認するため買い受け捜査もしたとのこと。警察の調べに対し、男性は生活費を稼ぐため海賊版を販売していたと供述しているという。
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