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ゲームソフト会社から見たiPhoneの魅力--「ここまで整ったプラットフォームは世界初」 - (page 3)

永井美智子(編集部)2008年07月11日 08時00分
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――iPhone向けに提供するゲームとして、「BOMBERMAN TOUCH -The Legend of Mystic Bomb-(ボンバーマンタッチ ザ レジェンド オブ ミスティックボム)」、「AQUA FOREST Powered by OctaveEngine Casual(アクア フォレスト)」、「SUDOKU(数独)」の3タイトルを発表していますね。

 我々はずっと家庭用ゲーム機向けソフトを開発、提供してきましたし、携帯電話向けのゲームアプリも長年やっていますので、一般の方が作られたアプリよりは安定度が高く、かつサポートもしっかりされている商品だと思います。

――なぜこの3タイトルだったのですか。

 間に合ったのがこれ、という感じですが、フラッグシップのBOMBERMANがあり、定番商品のSUDOKUがあり、非常に革新的な商品としてのAQUA FORESTがあるということで、バランスはすごく取れていると思います。

 もちろん、来年の3月ぐらいまでには最低でも20タイトル以上を展開していきたいと思っています。

――開発で苦労した点は。

 言える範囲で言うと、Macに慣れていない開発者が多かったというのが1つのハードルでした。Macの文化、つまり用語やMacの使い方そのものをよくわかっていなかったので、その辺りの擦り合わせが結構大変でした。

――端末の操作性が違うと、ゲームデザインそのものも変わりますよね。

 操作キーがないので、既存ゲームの移殖では面白さが表現できないと思っています。端末を傾けたり、マルチタッチ(※編集部注:タッチパネルを2カ所以上触って操作する方法)を使ったりということを考えて作っているので、今考えているものはオリジナルか、もともとあったゲームに新しい操作性を加えることでさらに面白くなるようにしています。

――中心ターゲットは北米ですか。

 もともとは、北米にしか(iPhoneが)出ないだろうと予想していたので、北米ターゲットで動いていました。今回、全世界でリリースされることになったので、それであれば最初から全世界に対してやりましょうというところです。

 対応言語は今のところ英語と日本語だけです。ただ、フランス語、スペイン語などは準備しないといけないかなと思っています。家庭用ゲームでずっとそういったことをやっているので、ある程度のノウハウはあります。

――新開発のAQUA FORESTは、プロメテック・ソフトウェアが開発したエンジンを採用していますね。

 プロメテックはもともと東京大学の産学連携事業として生まれた会社で、会社そのものも東大の中にあるんです。物理計算を得意としていて、PLAYSTATION 3のバンダイナムコのソフト「鉄拳6」では、キャラクターの動きに合わせリアルタイムで水面が変化する表現を彼らのエンジンを使ってやっています。

 彼らが今年の春に「OctaveEngine Casual」というゲーム開発向けの2D物理エンジンを開発したと聞いて、「面白そうなので話を聞かせてください」とこちらから出向き、非常に可能性があると感じて一緒にやらせてもらうことになりました。

 我々は、これがものすごく大きな変革を起こすと思っていますし、「こんなことがiPhoneでできるのか」と世の中をびっくりさせるソフトの1つになると思います。YouTubeで公開しているデモ動画もすでに3万回以上再生されていて、「すごい」「これはとんでもないぞ」といったような英語のコメントがついているので、映像だけでも理解していただいているんじゃないかと思います。

 基本的にはパズルゲームで、50面クリアしていくものですが、それとは別にフリーモードというのを用意しています。そこでは自由に、この物理演算のさまざまな機能を楽しむことができます。

動画2:「AQUA FOREST by OctaveEngine Casual」のプロモーション動画。指でなぞったところが水となり、画面下にこぼれ落ちる。端末をかたむければ本物の水のように動く(クリックすると再生します)

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