ハドソンは2008年3月29日、東京・銀座AppleストアにてiPod touchならびにiPhone向けコンテンツ「Do the Hudson!!」with 高橋名人を開催した。
iPhone・iPod touchラボ 近江幹氏 |
ハドソン 高橋名人 |
本イベントは、3部構成に分かれており、第1部ではハドソン高橋名人とiPhone・iPod touchラボの近江幹氏の両氏によるトークショウ。第2部はハドソン 執行役員 ネットワークカンパニー プレジデント 柴田正人氏による「Do the Dudson!!概要と将来の展望」プレゼンテーション。第3部は来場者と高橋名人によるゲーム大会で行われた。
第1部のトークショウでは、高橋名人がハドソンに入社したころにLisaと出会い、Appleの商品は1986年くらいに始めてMacintoshを購入。当時100万円くらいのモデルを購入し、専用のバッグに入れて、バイクに積みながら移動していたといった話に始まり、iPodとの出会いでは、近江さんはiPodはMiniから、高橋名人は初期からiPodを愛用し始め、バイクのタンクバッグにiPodを入れて走りながら聞いていたが、振動によってHDDが破損し、2日で壊したといった話などが語られた。
ちなみに高橋名人はほぼすべてのiPodを購入しており、会場ではポケットから多数のiPodを披露。途中でiPod shuffleを落とすといった場面も見られたが服のポケットから5つのiPodがでてくるほどのiPod好きのようだ。
Podcastの話題では、高橋名人は去年までPodcastを配信していたが、Podcastは実際のラジオや収録番組などでの生放送と違い、時間がない人でも好きな時間や空いている時間に聞けるのが良いとコメントし、また、しゃべる方からすると、失敗した部分を繰り返し聞かれるのは恥ずかしい部分もあるが、言った者勝ちのような部分がないと解説していた。
近江さんはニュースなどを聴きながら、iPod touchであればビデオキャストなども見ることができるという利便性を解説していた。
ビデオキャストについては高橋名人も興味があるらしく、毎朝ハドソンのオフィスから今日の東京タワーを撮影したり、本日のあいさつなどを撮影したりいった構想や、名人の代名詞ともいえる16連射や今日のスターソルジャーのスコア報告などもビデオキャストで配信したいと語っていた。
ボンバーマンはPCから登場し、数々のプラットフォームで販売。Do the Hudson!!でも配信が予定されているアクションゲームだ。
ボンバーマンについて近江氏からは多くは語られず、高橋名人よりタイトルに関しては、1983年にシャープさんのX1で発売された「爆弾男」が最初のタイトルといった説明が行われた。
このタイトルに様々な経緯があり、「爆弾男」がイツでの発売の際、翻訳してボンバーマンで出そうとしたところ、直前にテロがあり、「エリックアンドフローター」に名前を変更され発売されたといったものや、改めて日本で発売するにあたり、またテロがあり、爆弾男はマズイということからボンバーのほうがいいだろうということでボンバーマンになったという裏話が披露されていた。
ゲーム全般については高橋名人は、ハドソンは当然ゲームに力を入れていますよと会社的な返答。
近江さんはゲームをそれほど遊ばないが、理由はヘタだからという。近江さんにとって高橋名人は神のような存在だそうだ。
ハドソンはiPodコンテンツでは、ゲーム以外にもパロディムービーなども配信しているほか、面白いことに手を伸ばしている。
当然これからもiPod Touchで遊べるようなものや加速度センサーなどを利用して散歩計など、これは利用できないかといったゲームなども作れるようなアイデアもあるといった話になった。
iPod touchタッチ自体、中身はパソコンであるし、ゲームはもとより、ツールなどマルチタッチといった部分で指を2本だけでなく5本まで使えるという仕様なども話題となった。
近江さんは、iPod touch自体はこのままでもよく、SDKによってネイティブなアプリケーションがでてきたり、PCでできることはiPod touchでもできる今後、ワンセグチューナーなどの周辺機器なども充実してくれば色々なことに使えていけるのではないだろうかといった将来の展開を期待していた。
高橋名人は、携帯電話、PDA、ノートパソコン、デジタルカメラなど多数のデジタル機器を持ち歩くよりは1つでいいと思う。なにか1台を持って歩いていくならiPhoneの日本発売に期待している、と冗談を交えたコメントを披露。
また、Appleが出すものは機能は全部入ってないといけないというコンセプトがあるように見える。だからこそ一番シンプルなものを出してほしい。
その昔、チャックウィルソンが15Kg近いラップトップを持ち運んでいたが、もっとシンプルなもので、KeyBordがBlueToothで接続するようなものが出てもいいような気がしますといった将来の希望が語られ、第1部は終了した。
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