検索広告分野でYahooとの取引が成立した後は、次にMicrosoftは、150億〜200億ドルでFacebookを買収するために資金を費やすとの突飛な噂が、ここのところ飛び交うようになっている。
5月19日に東京で開かれた記者会見において、Facebookの最高経営責任者(CEO)であるMark Zuckerberg氏は、独立企業としてのFacebookの今後の展望について尋ねられた。Reutersは、Zuckerberg氏が「これまでの歩みや業績からして、われわれが開発に注力し、長期的な視野に立ちつつ、独立企業として成長していくことを強く望んできたということが分かるだろう」と答えたことを伝えている。
しかしながら、Zuckerberg氏は、Facebookを売却する見込みに関する続く質問に対しては、コメントを差し控えた。Microsoftは、150億ドルの評価額となるFacebookの1.5%の株式を取得するため、2億4000万ドルを投資してきた。Yahooとの交渉を打ち切った後に、おそらくMicrosoftの取引銀行は、買収に関して、Facebookとなんらかの交渉を持ったと思われる。
Microsoftは、現在もFacebookの買収を強く望んでいる。それはYahooの買収よりも、かなりクリーンに進む可能性があり、検索広告ほどではないものの、ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)の多大な広告価値を提供するものとなる。
以下は、Microsoftが、YahooとFacebookの両方と取引を成立させると結論づけるに足る、いくつかの論理的な筋書きである。これは、Microsoftのオンライン戦略の4本柱として、関連づけて見ることもできる。
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