携帯電話メーカーMotorolaからまた1人、幹部が去っていった。戦略および技術の最高責任者を務めていたRich Nottenburg氏だ。
MicrosoftとYahooの合併騒動で先週主導的役割を演じたアクティビスト投資家Carl Icahn氏は、Motorolaの役員の座も追求してきた。それが実現に向い始めて以来、同社の幹部執務室のドアは休む間もなく揺れ続けている。
同社で広報を担当するJennifer Erickson氏によると、Nottenburg氏の退任は、米国時間5月15日に社内文書の形で従業員に発表されたという。同社では幹部の交代が相次いでおり、1月には最高経営責任者(CEO)のEd Zander氏、2月には最高財務責任者(CFO)代理Tom Meredith氏、3月にはモバイル機器の責任者であるStu Reed氏とマーケティング責任者のCasey Keller氏が退任し、さらに会計担当のSteve Strobel氏、EMEAモバイル機器責任者のMike Fenger氏も交代となっている。
Erickson氏は「(Nottenburg氏は)ニューヨークエリアの家族の元に戻り、新たな機会を求めている」とReutersに語った。
悪戦苦闘中の同社は4月に1億9400万ドルとなる四半期の損失を計上した。その数週間前には、Icahn氏など投資家からの圧力を受け、携帯電話およびそのアクセサリ事業を行う会社と無線ブロードバンドネットワークおよびエンタープライズレベルの通信サービス事業を行う会社に分割し上場することを発表している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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