Appleがストックオプションのバックデートをめぐる問題で新たな株主代表訴訟が提起された。
この問題をめぐり、すでに数件の株主代表訴訟が提起されているが、法曹関連のデータベースサイトFindLawに掲載されているAndrews Publicationsの記事によると、今回提訴したのは、Boston Retirement Board(BRB)だという。BRBは、サンタクララ郡上級裁判所が行った審問を通じて、Appleが(同社の幹部らに)ストックオプションを実際よりも前の日付で付与していたことを示す「極秘情報」を入手したという。しかし、BRBは判事がその機密文書の扱いについて判決を下すまで、その情報は公開できないとしている。
原告は、先週裁判所に提出した訴状の中で、Appleの幹部や取締役らは、ストックオプションのバックデート行為を発見、予防せず、株主に損害を与えたと非難している。ニューヨーク市公務員年金基金(New York City Employees Retirement System:NYCERS)が提起した同様の訴訟は2007年11月に不起訴となったが、その他の訴訟は現在も係属中だ。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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