NTTレゾナントと三菱総合研究所は4月16日、「gooリサーチ」登録モニターを対象に「ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)の利用実態」に関する調査結果を発表した。
SNS利用者は全体の約3割を占めており、「週4〜5日利用する」の14.6%と、「ほぼ毎日利用する」の45.9%を合わせると、約6割が週4日以上SNSを利用し、比較的高いアクセス頻度を示す結果となった。
半年前と比較して利用頻度の変化について尋ねたところ、「減った」との回答が25.6%、「あまり変わらなかった」との回答が42.7%、「増えた」との回答が31.8%を占めており、全体的に利用頻度がやや増加傾向にあることを示す結果となった。
SNSを訪れる目的については、「個人の日記を書く」が48.3%と、約半数が回答し、次いで「コミュニティの掲示板に書き込みをする」の17.3%が続く。SNSサイトの機能に対する評価を尋ねたところ、「大いに満足している」の5.7%、「満足している」の46.8%を合わせると、過半数が満足しており、満足している主な機能の複数回答では、「コミュニティに参加できる」の61.6%が最も多く、次いで「日記を公開できる」の57.1%と続く。
今後、SNSサイトに求められる機能としては、「家族、友人、同僚等もっときめ細かいアクセス制御ができる機能」が33.7%、「会員登録時に本人確認を実施する信頼できるSNS」が21.1%と、セキュリティやより細かなアクセス制御機能についての要望が高い。また、「文章だけでなく、音声や映像での投稿ができる機能」の22.1%など、より高度な機能搭載が挙げられた。
PCからのみSNSを利用している人に、携帯電話から参加できるSNSに対する今後の利用意向について尋ねたところ、約79.9%が「PC版SNSサイトだけで十分なので携帯版を利用するつもりはない」と回答。携帯版SNSも利用したいと回答した2割のPC版SNS利用者に、携帯版SNSを利用したい理由を尋ねたところ、「場所、時間を選ばないから」との回答が78.7%と、約8割を占めた。
調査は、gooリサーチ登録モニターを対象に、非公開型インターネットアンケートにて、2006年12月26日から29日の期間に実施し、有効回答者数2186人を得た。
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