ネットレイディングスはこのほど、2006年10月度のインターネット利用動向情報サービスの調査結果を発表した。それによると、驚異的な成長を続けてきたソーシャルネットワーキングサービス(SNS)サイトmixi(ミクシィ)の利用者数が伸び悩んでいることがわかった。
10月のミクシィの利用者数は前月対比約8万人増の約520万人にとどまった。全ドメインにおけるページビューランキングは微減したものの、ヤフーに続く2位を維持。
しかし、利用者数とページビューにおいては、そのほかのSNSサイトを圧倒し、ひとり勝ち状態が続いている。また1人あたりの平均月間利用時間ではここ数カ月間減少傾向にあるものの、1位のヤフーの3時間32分に続く2位で、3時間30分となっている。
今回の調査結果について、同社の代表取締役社長兼チーフアナリストの荻原雅之氏は「ミクシィの520万人という利用者数はネットユーザー全体の12%弱に過ぎない。完全招待制のSNSであり、いずれ利用者数の伸びが天井に達することは予測されるが、まだまだ成長の余地を大きく残している。今後は11月に上陸した世界最大のSNSサイト『MySpace』により、さらに利用が活性化することも考えられる」と述べている。
調査は同社が契約顧客に対して提供する「NetView AMS」のデータをもとに、当該期間にドメインのサイトやバナー広告を訪問および視聴したとされる、同一人物の重複を除いた推計利用個人数。
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