日経リサーチはこのほど、「50〜60代のインターネット利用」に関する調査結果を発表した。
「今後のインターネットの利用増減」の質問では、回答者全体の4割近く(35.5%)が「増える」と回答した。50〜60代で「増える」と回答した割合は、他のどの世代よりも高く、約4割(41.4%)であった。
また、現在の1日あたりのネットの平均利用時間は、平日で10〜20代が2.6時間、50〜60代は2.4時間と、世代別にさほど大きな違いはなかったが、今後50〜60代がネットをより積極的に利用しようとする意向が大きいことがわかった。
「今後のインターネット利用の意向ジャンル」という質問では、50〜60代の男女ともほぼ同様の傾向で「路線・交通手段の選択」「地図情報の収集」「旅行や鉄道の予約」が上位になった。この3項目は、他の世代に比べて男女共に意向が高く、外出や旅行などの余暇を楽しむための新たな情報収集チャネルとして期待されていることがわかる。
また50〜60代の女性では「ショッピング(食品)」が他の世代の女性よりも関心が高いという結果が出た。一方、若年層で一般化している「オークション」や「掲示板、ブログ、SNSの閲覧」などへの関心は低く、「ショッピング(衣料・アクセサリー)」「音楽の視聴」においてもウェブでの購入も積極的ではなかった。
この調査は、2006年11月30日から12月5日にかけて日経リサーチ・アクセス・パネルにおいて16〜69歳の男女を対象に実施されたもので、有効回答サンプル数は5128であった。特に団塊世代を含む50〜60代に焦点を置いて、今後のインターネット利用について調査した。
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