Virgin Atlanticが、機内ではApple ComputerおよびDellの全ラップトップコンピュータに搭載されているバッテリを使用してはならないという全面禁止令を解除した。
同社は最近になって、バッテリが装着されたままのAppleおよびDell製ラップトップの機内持ち込みを禁止した。同禁止令は、500万個におよぶ両社のラップトップのバッテリが2006年8月にリコールされたことを受けたもので、Qantasや大韓航空が乗客に課した同様の制限内容が反映されていた。
しかし、先日更新されたVirgin Atlanticの公式サイトによれば、「ラップトップのシリアル番号を客室乗務員が確認した場合にかぎり、(搭乗客は)AppleおよびDellのマシンを機内に持ち込むことができる」ようになったという。
AppleおよびDellがオーバーヒートや発火の危険性があると認めているソニー製のバッテリは、両社のラップトップのごく一部でしか使われていない。
Virgin Atlanticは、リコールリストに載っていないバッテリを搭載しているラップトップであれば、機内で自由に使用できると述べている。
だが、AppleおよびDellによって問題があると特定されたバッテリは、(ラップトップから)取り外す必要がある。
「電源が完備されている機内の座席では(中略)、われわれが提供するケーブルやアダプタを使用することができる。取り外したバッテリや予備のバッテリは、個別に包装して外部の衝撃を受けないようにし、機内に持ち込んだ鞄に収納することとする。乗客が携帯できるバッテリは、1人当たり2個までとする」(Virgin Atlantic)
電源が供給されていない座席で、リコール対象となったバッテリを搭載するAppleおよびDellのラップトップを使用することは、完全に禁止されている。
Virgin Atlanticは、バッテリの安全問題が解決され次第、禁止令は撤回すると話している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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