飛行時の偶発的な爆発を防ぐためとして、大韓航空が一部ノートPCの機内での使用を制限している。
大韓航空は「機内でのノートパソコンご利用に関する制限のご案内」と題する告知を8月30日に発表した。
告知は乗客に対し、大韓航空機搭乗時に機内でDellのノートPCを作動させないように求めている。ただし、ノートPCからバッテリを取り外せば本体の機内持ち込みは許可される。告知では、ノートPCのモデルやバッテリがDellによるリコールの対象に含まれているかどうかに関わらず、DellのすべてのノートPCが対象になっている。
また、この告知ではApple ComputerのノートPCである「iBook」と「PowerBook」に関しても、大韓航空機に持ち込む前にバッテリを取り外すよう求めている。ただ、外部電源を利用する場合でもAppleのノートPCの使用を禁止するかどうかは明記されていない。この件に関して大韓航空にコメントを求めたが、現時点では回答を得られていない。
オーストラリアの航空会社Qantas Airwaysは、8月22日に同様の方針を表明している。ただしQantasの場合は、バッテリを取り外して外部電源に接続すれば、ノートPCを使用できるとしている。
大韓航空とQantasによるノートPCに関する使用制限は、AppleとDellの一部ノートPCに使用されているソニー製バッテリのリコールを受けたものだ。どちらも使用中の爆発が報告されている。
大韓航空によると、今回の制限は「新しい告知が発表されるまで」解除されないという。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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