検索は有料コンテンツ販売への新たな扉--KDDI - (page 2)

インタビュー:永井美智子(編集部)
文:秋葉けんた(マイカ)
2006年08月23日 08時00分

 数週間程度しかたっていませんが、かなり多くのユーザーに使っていただけています。テレビや雑誌などを見ていて、ちょっと気になったことを調べるというような用途で活用されている方が多いようです。

 なにかアクションを起こそうというときに、まず検索から始めるというのは非常にわかりやすく、PCでもすでに定着している方法です。Googleの検索を活用することで、コンテンツへの到達を簡単にするだけでなく、PCインターネット上の情報も取得できるようになります。これによって、有料コンテンツが売れたり、Eコマースが盛んになったり、あるいは定額制の上限(4200円)まで多くのユーザーに使ってもらえたりすればいいと考えています。我々だけでなくコンテンツプロバイダにとっても良いことですよね。

 また、Googleはモバイルと連動しやすいサービスが多数もっています。まだ検討している段階ですが、GPSの連動なども含めて考えていきたいと思っています。

--グリーとのアライアンスについてお聞かせ下さい。

 もともとSNSを使って何かやりたいという気持ちはありました。というのも、若い世代を中心に「企業が薦めた情報は信用しない」というユーザーが増えてきている傾向があるからです。友人など、同じ価値観を持った人に教えてもらった情報を信じる傾向にあります。そう考えると、SNSは、コンテンツ販売やEコマースを活性化するカギを握っています。今後、SNSはプラットフォームとして利用され、必須のサービスとなっていくでしょう。

 グリーはとてもスピード感のある企業で、今後ユーザー数の伸長も期待できます。KDDIには約2500万の携帯電話ユーザーがいますので、携帯電話と親和性の高いサービスを提供すれば、GREEのユーザー数はさらに伸びるでしょう。グリーに出資しているのも、スピード感を損なわないためです。増資によって、グリーは必要な設備投資をすぐに賄うことができました。当社とグリーとの連携によって、今までの通信業界では実現できなかったサービスが実現するでしょう。

--今後のコンテンツ戦略は、どのようになっていますか。

 ハードとソフトの間を通信会社がうまく取り持たなければ、価値あるコンテンツをユーザーに届けられないと考えています。仕組みをきちんと作らなければ、コンテンツは売れません。それではコンテンツプロバイダも成長していきません。すべての要素が密接につながることが重要なのです。

 次のステップとしては、生活シーンに根ざしたサービスを浸透させていきたいと考えています。音楽を楽しむ「au LISTEN MOBILE SERVICE(LISMO)」や、ナビゲーションサービスである「EZナビウォーク」、PCとの連携を実現しているポータル「DUOGATE」もどんどん進化していきます。また、他にもさまざまなサービスが登場してくるでしょう。

 コンテンツは、会社の収入としてはまだまだ少ないですが、企業価値という観点から見ると、コンテンツの存在価値は大きくなっています。コンテンツ・メディア事業本部が「事業本部」なのも、その価値が認められているからだと思います。

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