スクウェア・エニックスと学習研究社(学研)との合弁会社であるSGラボはこのほど、ゲームのインタラクティブ性を活用し、企業や商品のブランドを最大限に引き出す、商品主体の広告手法「アドバゲーム」の提供を開始した。
アドバゲームは、アドバタイジング(広告)とゲームを融合させた造語。ゲームの画面中に広告を配信したり、ゲーム中の1アイテムとして商品を登場させることにより、ゲーム性を損ねることなく、強い印象を残す新たな広告媒体として注目を集めている。
SGラボが提供するアドバゲームは、企業や商品の魅力を伝えるのにふさわしいシチュエーションをゲームの舞台として構築し、商品などをゲーム中に展開される物語のキーアイテムとして登場させるという。SGラボでは、ユーザーにゲームのスタートからエンディングまで、一貫して優れたエンターテインメント体験を届けることで、商品などの魅力を最大限に引き出すと説明する。
第1弾として、日本蒸留酒酒造組合のウェブサイト「焼酎SQUARE」において、アドバゲーム「The Shochu Bar」の配信が開始されている。
The Shochu Barは、ゲーム専用に設計した架空の「焼酎Bar」を舞台に繰り広げられる、ミステリー仕立てのアドバゲーム。ユーザー自身が主人公となって、“甲類焼酎だから作れる「焼酎カクテル」”をテーマに、さまざまな謎を解く。ゲームを通して、自然に焼酎カクテルの作り方に関心を持ち、ユーザーに甲類焼酎の魅力を感じてもらえるという。
SGラボでは、The Shochu Barを皮切りに、今後、携帯電話連動のソリューションや、ゲームに登場する商品をその場で購入できるeコマース連動のソリューションプランなども開発し、広告ゲーム事業を推進していくとしている。
SGラボは、豊富でユニークな知的コンテンツを持つ学研と、ゲーム開発で高度な技術・ノウハウを持つスクウェア・エニックスが、“人々が「知力」を向上し、豊かな生活を創造するための、ソリューションとしてのコンテンツを提供する”ことを目的として設立した合弁会社。
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