サントリーがゲーム内広告に乗り出す。コーエーが開発、運営するロールプレイングゲーム「大航海時代 Online」において、清涼飲料の新商品「BINGO BONGO(ビンゴ☆ボンゴ)」のプロモーションを展開する。
大航海時代 Onlineのゲーム内イベント「セビリア春祭り」において、プレーヤーはシナリオに沿ってBINGO BONGOを模した飲料アイテムを作成する。特定の条件を満たしたプレーヤーは、BINGO BONGOをモチーフにした飲料アイテムや商品のマスコットを描いた仮面アイテムなどを入手できる。
コーエーによれば、商品をゲーム内にて単に紹介するだけでなく、ゲームシナリオと完全に連動した本格的な体験型ゲーム内広告は、国内初の試みという。
大航海時代 Onlineは2005年3月にサービス開始し、現在までにのべ約30万人の利用者がいる。
サントリーは既存の広告以外の新しい広告手法を模索しており、ゲーム内広告に対して高い関心を持っていることから、今回の企画が実現した。両社は4カ月以上前からディスカッションを重ね、ゲーム内の世界観を崩すことなく商品を宣伝する方法を検討してきたとのことだ。
オンラインゲームが普及してきたことで、ゲーム内広告が新たな広告手法として注目されている。MicrosoftのMassive買収やGoogleのAdscape Media買収など、米国では大手のネット企業がゲーム内広告を扱う企業を相次いで買収している。日本ではオプト、テクノブラッド、エーシー、電通ドットコムの4社が2006年にアドバゲーミングを設立している。
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