株式会社商船三井(社長:橋本 剛、本社:東京都港区、以下「当社」)のグループ会社であるMOL ENERGIA PTE. LTD.(社長:小倉 美樹、本社:シンガポール)は、TotalEnergiesの子会社であるCSSA Chartering and Shipping Services SA社(以下、「CSSA」)とLPG(Liquified Petroleum Gasの略、液化石油ガス)二元燃料新造VLGC(Very Large Gas Carrier)2隻(以下、「本船」)の定期用船契約を締結しました。本船は韓国の現代三湖重工業株式会社にて建造され、2026年に竣工予定です。
本船はLPGおよび重油の二元燃料船で、LPGを燃料として利用した場合、重油と比較してCO2を約20%、SOxやPM等を約90%削減することができます。また、輸送する貨物としてはLPGだけではなく、アンモニアを輸送することが可能な仕様となっています。燃焼時に二酸化炭素を排出しないアンモニアは、次世代のクリーンエネルギーとして今後大規模な需要の増加が見込まれています。
TotalEnergiesとは、これまで舶用油の取引およびLNG船ならびにLNG燃料供給船の長期用船契約締結など、多分野にわたって良好な関係を築いてきました。今回の用船契約締結を通じて、より強固なパートナーシップを構築していきます。
当社グループは経営計画「BLUE ACTION 2035」(註1)で環境戦略を主要戦略の一つとして位置付け、「商船三井グループ環境ビジョン2.2」(註2)において、2050年までのネットゼロ・エミッション達成を目標に定めています。今後もグループ一丸となってネットゼロ・エミッションの実現に取り組み、低・脱炭素化社会の実現に貢献していきます。
【本船概要】
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<TotalEnergies会社概要>
石油やバイオ燃料、天然ガス、グリーンガス、再生可能エネルギーおよび電力を製造・供給するフランスに本社を置く多国籍のエネルギー企業です。安価で環境に優しいエネルギーを多くの人々へ届けるべく、TotalEnergiesでは10万人以上の従業員がエネルギー事業に従事しています。130以上の国々において、TotalEnergiesは人々の豊かな生活に貢献するべく、持続可能な開発を掲げてプロジェクトに取り組んでいます。
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商船三井グループが設定した5つのサステナビリティ課題
商船三井グループでは、グループビジョンの実現を通じて社会と共に持続的な発展を目指すための重要課題として「サステナビリティ課題 (マテリアリティ)」を特定しています。本件は、5つのサステナビリティ課題の中でも特に「Safety & Value -安全輸送・社会インフラ事業を通じた付加価値の提供-」、「Environment -海洋・地球環境の保全-」にあたる取り組みです。
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