自転車の「ながらスマホ」11月1日から厳罰化--なぜ? ホルダー装着の場合はどうなる?

 11月1日より、自転車の「ながらスマホ」への罰則が強化される。

「ながらスマホ」が厳罰化
「ながらスマホ」が厳罰化

 これまでの罰則は5万円以下の罰金だったが、11月1日以降は6か月以下の懲役または10万円以下の罰金となる。

 さらに、走行中の「ながらスマホ」によって交通事故を引き起こすなどの危険を生じさせた場合、1年以下の懲役または30万円以下の罰金が課せられる。

 罰則の対象は、走行中に「スマホで通話すること」(ハンズフリー装置を併用した場合を除く)、または「スマホに表示された画面を注視すること」だ。ホルダーなどで自転車に固定したスマートフォンの画面を注視することも同様に禁止だ。

 また、2026年6月までに「青切符」での取り締りも始まる。青切符とは、交通違反に対して罰金を支払うことで刑事罰の代わりとする処分方式であり、自動車の交通違反などでおなじみの制度だ。

 背景には、自転車の交通事故が増加傾向にあることがある。政府広報室の資料によれば、自転車の方が過失割合が高い交通事故は2020年から4年連続で増加している。また、全交通事故に占める構成比も2025年から右肩上がりだ。

自転車関連事故件数の推移 自転車関連事故件数の推移
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「ながら運転」による事故は右肩上がりを続けている 「ながら運転」による事故は右肩上がりを続けている
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