中国でのネットビジネスをどう考える?

2010年1月15日 17時00分

 Googleが中国でのウェブ検索結果検閲を廃止することを発表しました。さらに今後、検閲のない検索エンジン提供が許可されなければ、中国市場を撤退することも明言しています。

 この問題は中国国内でビジネスを展開するあらゆる企業に関係してきます。成長が期待される巨大市場である反面、公的な圧力が高まる可能性もあります。あらためて中国市場をどうとらえるべきか、パネリストの皆さんのご意見をお聞かせください。


  • 加藤順彦 / @ykatou
    加藤順彦 / @ykatou さん (ベンチャー起業家を支援&投資する人)
    中国自体が社会主義の資本経済=グレーゾーンそのもの。そして総論、リスクの塊だからこそベンチャーには面白いんなぁ、と。 (リンク »)

    当局のコンプラの建付けと実態も、外からは矛盾だらけに見えます。

    例えば音楽・映像・ゲームのソフト。路上で売られているパッケージはほぼすべてパイレーツ。ところが中国の著作権関連の法規条文は厳しく細かかったりしますww。ネットビジネスも同様。中国ではあらゆる商用サイトにICPライセンスが必要ですが、そのライセンスを取得してるサイトにてダウンロード可能なソフトは勝手コピーだらけですからねぇ。

    しかもそれらのグレーなことを認めたり、諌めたり、揉んだり、スルーしたりってのを人治ルール&通じない理屈で捌いているのが凄まじい。石橋叩いて渡るよな日本の大手企業には御遠慮したい条件が、かの国にはフルコースで揃っているのです。出てる大手もGoogleのようにいろんな理不尽で撤退しますし。
    裏を返せばベンチャーにとってはチャンスの宝庫。勿論リスクもてんこ盛りなのですが。

    まぁ、ことGoogleの件に関しては、既に是非のレベルを超えたせめぎ合いもあるようなので、そういった見地ではみるべきではないでしょうね。この
    (リンク »)
    記事にもあるように、あと数年もしないうちに世界のウェブの半分近くは中国語
    サイトになるわけで、政治的な判断の局面かと。
    2010-01-16 00:36:15

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