mixi、モバゲー、iPhone--アプリを提供するならどこ?

2009年10月6日 17時30分

 ミクシィが8月末にSNS内アプリを開放し、「mixiアプリ」として提供しました。1カ月で100万人近くのユーザーを獲得したアプリも生まれており、好調なスタートを切っています。DeNAのモバゲータウンも2010年初頭からアプリをオープン化する予定で、現在パートナーを募集しているところです。mixi、モバゲーともに、モバイルSNSでのプラットフォームを充実させた後には世界進出を視野に入れているようです。

 その一方で、iPhone向けアプリも着々とアプリの仕組み、課金システムなどを整備しつつあり、日本でも続々とゲーム会社が参入を表明しています。さらにAdobeのFlashアプリをiPhoneのネイティブアプリに変更可能な開発者向けツールも発表されました。

 モバイルSNS、iPhone、ウェブアプリ。いまなんらかのアプリケーションを提供するなら、どこのプラットフォームが有望でしょうか。パネリストの皆さんの意見をお聞かせください。


  • 江島健太郎
    江島健太郎さん (エンジニア、アントレプレナー)
    うーん、これは他のパネラーの方へのコメントっていう形になりますけど、プラットフォームを選択するにあたって、全部っていうのは戦略としてアリなんでしょうか。選択と集中っていうのは大事だと思いますよ。まずはどれが一つを選択し、ちゃんと丁寧に完成まで持って行く。そこで何かしら学んで、それから手を広げていけばいいんじゃないでしょうか。

    プラットフォーム間で完全に共通に作れるということは、つまり枯れた技術やアイデアなのであって、それだけで新しい体験を作るのは、むしろ難易度が高いような気がします。

    それに、ユーザ体験を最高のものにするには、相当細かいところまで作り込むことになるはずで、プラットフォームの痒いところに手が届かないときにどうするかっていう意志決定は無数にあって、せっかくいいアイデアがあっても、開発者の集中力をそぐ結果になってしまわないでしょうか。

    プラットフォームの選択は、作る人たちにもっとも馴染みのある、土地勘のあるものを選べばいいけれど、横展開はヒットしてから考えればいい、というのが私の考えです。
    2009-10-08 05:26:04

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