アドビ、オムニチュア買収の真意は?

2009年9月16日 12時20分

 Adobe Systemsがウェブ解析企業のOmnitureを18億ドルで買収することを発表しました。

 Adobeの最高経営責任者Shantanu Narayen氏は今回の買収が同社にとって「ゲームチェンジャーになる」と表現しています。AdobeはOmnitureの資産をどのように活用するつもりなのでしょうか。またウェブ解析市場にはどのような影響があるでしょうか。

 パネリストの皆さんの意見をお聞かせください。読者の皆様のコメントもお待ちしております。


  • 田中弦
    田中弦さん (Fringe81株式会社 代表取締役)
    adobeは僕の中ではソフトウェア事業者。一方オムニチュアはサービス事業者だと思ってます。

    adobeのビジネスの仕組みは高価なクリエイティブ領域の定番ソフトを数多く販売するものです。1度お金を払ってしまえばおつきあいはしないと言いますか。

    一方、オムニチュアはソフトウェア事業者ではあるのですが、どちらかというとコンサルティングサービスが強く、末永いおつきあいをする事業者だと思います。

    googledocsのように、いつクリエイティブ領域で価格破壊をするようなサービスが出てこないとも限りません。

    私なら、上記の驚異に対応するために、オムニチュアを買収し、adobeを一発課金ソフトウェア事業者からサービス事業者に転換させます。

    クリエイティブ領域と解析をあわせた今よりも低価格な初期費用と月額での末永いコンサルティングサービス。

    リスク回避とともに違うビジネスの仕組みにもチャレンジできる、良い買収なのではないでしょうか。

    想像しすぎましたでしょうか。
    2009-09-16 21:02:30

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