MSのYahoo買収は実現するか、Googleへの勝算は?

2008年2月4日 08時00分

 2月1日、MicrosoftがYahooに買収提案したことを明らかにしました。提示された買収総額は446億ドル。MicrosoftはYahoo に対して、1月31日の終値19.18ドルに62%のプレミアムを加えた、1株あたり31ドルを提案しています。MSの最高経営責任者 Steve Ballmer氏は、「一緒になれば、オンラインサービス市場でより有利なポジションにつけ、消費者やパブリッシャー、広告主にますます魅力的なソリューションを提供できる」と述べています。果たして今回の買収は実現するのでしょうか。また仮に実現した場合、Microsoftが声明の中で述べている「市場を支配する単独プレーヤー」を打ち負かし、現状を打破することができるでしょうか。パネリストの皆さんのお考えを聞かせてください。


  • 小川浩(@ogawakazuhiro)
    小川浩(@ogawakazuhiro)さん (株式会社リボルバー CEO)
    自分のBlogにも書いたが、Microsoft + Yahoo! は結局1 + 1 = 0.5の世界に過ぎない。

    やるべきことは引き算 or 割り算だ。Googleは検索エンジンを軸にすべてのサービスを設計している、フォーカスの利いた強者だ。対抗するには統合や合併ではなく、分割と集中だ。弱いブランドを二つ足したところで強いブランドにはならない。それに、MicrosoftとYahoo!のカルチャーは合わない。双頭の蛇は不統一のカラダを持て余し、統制のとれた竜に食われてしまうだろう。

    それでもきっと、この買収は成立してしまうだろう。僕がYahoo!の経営陣であっても4兆円の提案を断れないからだ。

    僕的には、Yahoo!にはもっとテクノロジーオリエンテッドな会社に生まれ変わってGoogleに対抗してほしいと思う。Google一人勝ちは不健全だ。
    2008-02-03 23:27:27

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