テラ豚丼、ケンタッキー--CGMで企業に危機?

2007年12月10日 13時16分

 動画共有サイトとSNSが発端となった2つの事件がネットで話題となりました。吉野家のアルバイト店員が厨房で山盛りの「テラ豚丼」を作った様子を撮影して動画投稿サイトに投稿した事件と、ケンタッキーの元アルバイト店員が自身のmixi日記に「店内でゴキブリを揚げた」などとウソを書き込んだ事件です。どちらも、ネットで批判が相次ぎ、ついには企業側が謝罪・釈明するに至りました。一般個人がインターネットを利用して自由に情報発信できる時代に、インターネットユーザーと企業はどのようなことを念頭に置いておくべきでしょうか。パネリストの皆さんのお考えを聞かせてください。


  • 小川浩(@ogawakazuhiro)
    小川浩(@ogawakazuhiro)さん (株式会社リボルバー CEO)

    何年も前から言ってることだが、Web2.0とLOHASは似ている。ゴミをポイ捨てする馬鹿とネット上で悪さをする馬鹿は同じだし、それを未然に防ぐことはできない。罰則で縛っても効力は薄いし、窮屈な社会になるだけ。
    LOHASという考え方がうまい(ビジネスとして成立させようと考えるところがよい)のは、エコを考えるための要素を、ヨガやワークアウト、あるいはファッションにまで拡げていくことによって、エコ=クールであるという認識を作りつつあること。

    たとえばCO2ガスをあまり出さない車(プリウスなど)に乗ることがカッコいい、というイメージにつなげたことが素晴らしい。

    また、エコに反する企業は今後存続できなくなることは間違いない。

    ネット上でのマナーを守り、よりよい世界を作ることに対する新たなカルチャーを作る。そういうムーブメントを今後作っていく必要があると思う。

    これは性善説でもダメだし、企業倫理のようなものでもダメだろう。ネットは人類の宝物、大切に守るべき環境なんだという認識を拡げていく、そういうブランディングをするプロフェッショナルな戦略家と、彼らを支援する資金が必要だろう。

    2007-12-08 14:26:26

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