仕事で使うパソコン=Windows、というのが大半のビジネスパーソンの考えだったであろう。しかし、iPhoneやiPadを仕事に利用する人が増え、パソコンと連携して使うようになってから、様子が変わってきたようだ。iPhoneやiPadと抜群に相性の良いMacを、仕事でも使い始める人が増えてきたのだ。では実際、Macを中心に据えたワークスタイルでは、どのようなことが可能なのか。
月刊誌「Mac Fan」(毎日コミュニケーションズ)の人気連載が、加筆修正のうえ書籍化されたのが本書だ。Mac、iPhone、iPad、そしてOSに関係なく使えるクラウドサービスを自在に操って、楽しく効率的に仕事をするためのテクニックが、「時間設計」「情報収集」「プレゼン」など、6つのワークスタイルに分けて紹介されている。
以前本田氏の講演会で印象に残ったのが、スライドだった。シンプルなうえ、最小限のアニメーションを効果的に使用していたからなのだが、その秘訣は「ワークスタイル6」のプレゼンに関する章で披露されており、大変役に立つ。
また、TwitterやEvernoteなどの人気サービスももちろん登場する。これらのサービスは、Macならではの使い方というわけではないが、多くの情報をやりとりする著者ならではの使い方や、注意点などがあり、すでに使い込んでいるユーザーにとっても参考になるだろう。
実は、筆者もiPhoneを使い始めてからiMacを購入したのだが、MacとiPhone、iPadとの連携は本当にスムーズで、どうしてもWindowsが必要な仕事以外は、iMacを中心に使うようになった。そのため、本書で述べられていることにはいちいち納得できる。そして、Macをまだ持っていない人が本書を読むと、すぐにでもMacを購入したくなってしまうのではないかと思う。
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