SearchCenterは複数の検索エンジンから提供される検索連動型広告を活用する場合において、入札管理の煩雑さから企業のマーケティング担当者を解放し、リスティング広告に伴うコンテンツの最適化やコスト削減を実現したSEM管理ツールだ。さらにはウェブ解析ツールの「SiteCatalyst」から得られるデータと統合した分析が可能となり、自動入札においても常に競争優位性を保つことができる点が大きなメリットである。最終目標である「SEM戦略の最適化」に基づき、自動入札や複数の検索エンジンの一元管理までを網羅する同製品は、オムニチュアの製品群のなかではキャンペーン管理という重要な役割を担う製品である。
SearchCenterは、SiteCatalystと共通のインターフェースを持ち、双方はタブでシームレスに行き来できるように設計されている。さらに、SearchCenterは「マネジメント」、「自動入札」、「レポート」などの5つのセクションに分かれて構成されている。マネジメントセクションでは、複数の検索エンジンを単一のインターフェースで管理し、横断的に操作できるのが特長だ。日本国内の検索エンジンではGoogleアドワーズ広告とOvertureスポンサードサーチ(Panama)の2つ広告媒体に対応し、双方をひとつのインターフェース上でまとめて扱うことができる点がポイントである。それぞれの広告出稿データを比較して参照することができ、カテゴリーやグループごとの結果も容易に確認できる。
ウェブ解析は導入すれば終わりではありません。解析で得た数値をどのようにしてビジネスに活かしていくか、組織としての運用ノウハウが試されます。KPIの設定といった重要課題から、ウェブ2.0、RIAへの対応など一歩進んだ可能性まで、オムニチュア株式会社のベストプラクティスコンサルタントである大山忍氏がウェブ解析の全貌を解き明かします。