マルチフォトカラリオ「EP-901F」のあるワークスタイル（後編）

　ミュージシャンではあるが、音楽だけに止まらず映像、写真などのアートワークでも精力的な活動をしている雅也さん。「デジタル好きなんですよね。だから、この空間では何時間でも過ごすことができます。」音楽、映像、写真などの処理を行うノートパソコン、プロジェクター、テレビ、そして3本のギターなどが並んだ部屋の中に「EP-901F」もあった。「見た瞬間でしたね、買おうと思ったのは。」実際、プリンターやスキャナーはそろそろ買い替えようと考えていたそうだ。「ただ、複合機は避けていました。デカくてゴツゴツしている印象が強くて。でも、EP-901Fはスリムじゃないですか。曲線もあるし、出っ張りがない。置く場所を選びませんよね。用紙カセットが前面にあって、写真用紙もA4普通紙もまとめて入れられる。本当にルックスがいいと思います」

　雅也さんが「EP-901F」を購入して、最も驚いたのはCD/DVDレーベルプリントである。「それまで、CD/DVDトレイは取り外して別の場所に保管する必要がありましたよね。使うときにだけ取り出すというか。僕の場合は、CDのレーベルを自分でデザインするので使用頻度は高いと思います、なのでCD/DVDトレイがプリンターに内蔵されている。これには驚きました。とても助かっています。」電源ボタンの下部にあるCD/DVDトレイボタンを押すと、前面にCD/DVDトレイが出てくる。そこにCDあるいはDVDをセットする。写真をプリントする場合は、メモリーカードから好みの写真を選んで1面、4面、バラエティで配置できる。

　「僕の場合は、パソコンのデザインソフトで作成したものをCDのレーベルにプリントします。ただ、一度プリントすれば、パソコンから何度もプリントの指示を出す必要はないんですよね。」「EP-901F」は一度プリントしたCDを原稿台にセットすることで、同じレーベルを次々にプリントすることが可能だからだ。「プリント結果がズレていたときには、タッチパネルを使ってプリントの位置を微調整することもできます。」また、プリントアウトした写真をそのままCDやDVDにレーベルプリントすることも可能である。「デジタルですべて作るのではなく、EP-901Fを使えば手書きなどのアナログも駆使して面白いレーベルを次々に作り出せると思うんですよね。」