Appleは米国時間2月19日、新型スマートフォン「iPhone 16e」を発表した。2022年の「iPhone SE」に待望の全面的なアップデートを加え、まったく新しいデザイン、プロセッサー、そして「Apple Intelligence」を搭載。価格は599ドル(日本では9万9800円)からで、iPhone SEの429ドルより170ドル高い。
iPhone 16eのデザインは「iPhone 14」の筐体をベースにしており、ミュートスイッチの代わりに「アクションボタン」が搭載されている。「カメラコントロール」ボタンがないため、アクションボタンで「ビジュアルインテリジェンス」検索を起動できる。iPhone 14にあるLightningポートではなく、USB-Cポートを搭載。ホームボタンはないため、これでホームボタン付きのiPhoneに終止符が打たれたことになる。ディスプレイは6.1インチで、Appleが真に小型のiPhoneを販売することはもうなさそうだ。60Hzというリフレッシュレートのディスプレイは、90Hz以上のディスプレイを搭載した低価格のAndroid端末が多い中、Appleの判断ミスであるように思える。
スマートフォンメーカー各社が、競合他社より早く独自のAI機能を実装することで優位に立とうとする中、Appleは同社のAI機能を高価なフラッグシップデバイスに限定しない姿勢を明確に示している。iPhone 16eはプロセッサーにAppleの「A18」(iPhone 16や16 Plusと同様)を採用しており、Apple Intelligenceに対応する。600ドル未満のスマートフォンでありながら、より高価なモデルと同じAI機能が使えるのは珍しい。
日本では2月21日午後10時から予約注文を受け付け、28日に発売予定だ。
Appleのプレスリリースこの記事は海外Ziff Davis発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)