Appleの「iOS 18」には、「iPhone」のアプリを簡単に保護できる2つの機能がある。
これらの機能は、特に幼い子を持つ親にとって役立つ可能性がある。CBSによると、2023年に5歳の子どもが母親のスマートフォンを使ってAmazonで3000ドル(現在のレートで約46万円)以上の商品を購入したという。母親はAmazonに事情を説明して商品を返品できたが、きっと慌てたことだろう。iOS 18の新機能を使えば、アプリをロックまたは非表示にでき、このような事態を防げる。
iPhoneのアプリをロックする方法および非表示にする方法を紹介しよう。
「Face ID」の代わりに「Touch ID」やパスコードも選択できる。これで、このアプリにアクセスしようとするたびにFace IDなどによる認証を求められるようになる。すべてのiPhone向けアプリをロックできるわけではなく、「カメラ」「探す」「設定」など一部のアプリはロックできない。「App Store」「メッセージ」、サードパーティー製アプリなど、多くのアプリはロック可能だ。
iPhoneでアプリを非表示にすると、ロックした場合と同様、認証しなければ開けなくなる。この機能はすべてのアプリで利用できるわけではない。Appleのサポートページによると、iOS 18以降で最初からインストールされているアプリや、ユーザーがデフォルトのブラウザーに設定したアプリは非表示にできない。
iPhoneでアプリを非表示にする方法は以下の通り。
こちらもロックの場合と同様、Touch IDやパスコードも選択できる。その後、認証が求められ、アプリを本当に非表示にするかを確認される。
画面に表示される新しいメニューで、アプリを非表示にするとホーム画面からアプリのアイコンと名称が消え、アプリライブラリの「非表示」フォルダに移動することや、アプリからの通知が来なくなることが説明される。メニューの下部にある「アプリを非表示」をタップすれば完了だ。
非表示にしたアプリを表示するには、ホーム画面を左にスワイプしてアプリライブラリを表示する。ページの下までスクロールすると、「非表示」というフォルダがある。これをタップし、Face IDなどで認証すると、アプリが表示されるようになる。
アプリの非表示やロックを解除するには、アプリを長押しして「Face IDを必要にしない」または「Touch IDを必要にしない」「パスコードを必要にしない」をタップし、認証する。
ロックされていたアプリはロックが解除され、非表示だったアプリは非表示フォルダから削除される。アプリのロックを解除しても、ホーム画面に追加されるわけではない。ホーム画面にアプリを再び追加するには、アプリライブラリに移動し、アイコンを長押しして「ホーム画面に追加」をタップする必要がある。
iPhoneこの記事は海外Ziff Davis発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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