「Google Home」ユーザーは、スマートホーム向けの無料アップグレードを受けられる。AIアシスタント「Gemini」がホームデバイスの制御に対応したためだ。Geminiモバイルアプリの新たな拡張機能の一般提供が開始され、テキストの生成をAIに頼むのと同じくらい直感的に、スマートホームデバイスの制御をGeminiに依頼できるようになる。
Google の最新AIアシスタントであるGeminiは、テキストを生成したり、会話形式でトピックについて議論したりできる生成型AIツールであり、人と会話しているかのように自然なやりとりが可能だ。
Google Homeとの新たな連携により、Geminiアプリで照明のオン・オフなどスマートデバイスの操作を依頼できるようになる。Geminiアプリにこの機能を持たせることで、GoogleはGeminiをGoogleアプリ全体のデフォルトAIアシスタントとするという目標に一歩近づいた。
生成AIの力を備えた数少ないスマートホームアシスタントの1つとなり、スマートホームの制御がこれまで以上に容易になる。従来のやり方と比べると、次のようになるだろう。
曇りの日にリビングルームで、お気に入りの椅子に座って読書していて、ふと暗くなりすぎていることに気づいたとしよう。
Amazonの「Alexa」があれば、次のように頼むことができる。
「Alexa、リビングルームの照明を50%にして」
「Alexa、カーテンを開けて」
「Alexa、読書灯を100%にして」
Google Homeと連携したGeminiアプリがあれば、次のように1つの指示で済む。
「カーテンを開けてリビングルームの照明を50%にして、読書灯は100%にして」
「就寝するときの状態にしてほしいが、室温はやや高めに」といった、よりニュアンスのある指示を出して、スマートサーモスタットを前夜よりも1~2度高く設定させることもできる。
この新たな連携により、Google HomeユーザーがGeminiのモバイルアプリから制御できるようになるデバイスには、照明、コンセント、プラグ、サーモスタット、扇風機、ブラインド、カーテン、テレビ、スピーカー、洗濯機、コーヒーメーカー、掃除機などがある。これらはGoogle Homeアプリに登録されている必要がある。
このアップデートは過去数カ月にわたりパブリックプレビューとして公開されており、今後数週間のうちにすべてのGoogle Homeユーザーに展開される予定だ。
この記事は海外Ziff Davis発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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