Microsoftのゲーム部門責任者であるPhil Spencer氏は米国時間11月12日、依然として携帯ゲーム機市場への参入に関心を持っていることを、Bloombergのインタビューで明らかにした。現在、プロトタイプの開発に取り組んでおり、製品化は数年先になるという。
「長期的には、デバイスを開発したい」とSpencer氏はBloombergに語った。「当社のチームは非常に革新的な仕事ができると思うが、学習と現状から知見を得たいと考えている」(同氏)
Spencer氏はまた、モバイルゲームストアの計画や、「Xbox」のゲームを「PlayStation」や「Nintendo Switch」などのプラットフォームに提供することについても語った。
Xbox担当プレジデントのSarah Bond氏は5月、同社独自のモバイルゲームストアを7月に開設するとしていた。Spencer氏はBloombergに対し、さらなる市場調査のためストアの開設が遅れていると語った。一方、より多くのデバイス向けにゲームをリリースし、どこでもゲームを楽しめるようにする取り組みは進んでいる。
「Xbox Series X」と「Xbox Series S」の販売ペースがPlayStation 5の約半分であることを受け、Microsoftは2月、Xboxの独占ゲーム4タイトルをNintendo SwitchとPlayStation にも提供すると発表した。Spencer氏はBloombergに対し、Microsoftはその結果に満足しており、さらに多くのゲームを他のプラットフォームに提供する計画だと語った。
「当社のポートフォリオに『してはならない』というレッドラインのようなものはない」と同氏は述べた。
「この業界の行く末は明るいとみている。新しいプレイヤーにリーチするには、新しいビジネスモデル、新しいデバイス、新しいアクセス方法に適応し、創造的になる必要がある」とSpencer氏はBloombergに語った。
Microsoftは米CNETによるコメントの依頼にすぐには応じなかった。
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この記事は海外Ziff Davis発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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