メルカリは10月23日、すしざんまいやヤマト運輸などの新規大型求人パートナーが、スキマバイトサービス「メルカリ ハロ」の本格導入を開始すると発表した。
すしざんまいは11月以降に全国で、ヤマト運輸は10月から日本国内の全主要エリアでの掲載を開始する。
また、電動モビリティシェアサービスの「Lime」は、従来から募集していた電動キックボード倉庫の作業スタッフに加え、10月から安全講習のイベントスタッフの募集を始める。
Limeで事業開発責任者 中西かほり氏は、職場と駅からの距離が遠い場合にLimeを提供することにも挑戦すると明かした。
加えてメルカリは同日から、メルカリ ハロの中・小規模事業者向けの本格提供を開始する。従来、求人掲載は一部企業に限定していたが、審査を通過すればどの事業者も掲載可能にする。より幅広い仕事を取り揃え、多様なスキマバイト体験を提供するという。
メルカリで執行役員 CEO Workを務める太田麻未氏は「ウェブでの申し込み、メールでの審査結果の通知、通過後の管理画面へのログインの3ステップで求人を掲載できる。審査を通過した事業者であればどなたでも求人を掲載可能で、メルカリで誰でも簡単に求人を掲載できる」と述べた。
また、昨今は「闇バイト」などが社会問題化している。
太田氏は、事業者の審査について、具体的な基準は明言を避けつつ「メルカリの出品内容の監視と同様の形で、求人内容も全て監視する。関連省庁や業界団体と密接に連携し、同様のスポットワーク、ほかの求人媒体などで直近起こっている事象などの情報は常に収集している。フィンテック事業『メルペイ』でつちかった審査のベストプラクティスを踏襲しながら事業者をしっかり審査し、不適切な事業者は利用できない仕組みだ」と話す。
また「メルカリ ハロはあくまで職業紹介事業者。事業者と働き手のクルーでやり取りをしていただくというところが基本だが、何か問い合わせが必要な時のために専用のカスタマーサービスを設けている。必要に応じて職業紹介事業者として解決に向けたサポートをさせていただく」と補足した。
3月にサービスを開始したメルカリ ハロは、500万人突破に続き、開始7カ月半で登録者数が800万人を突破。求人の数を増やして欲しい、自宅・職場・学校に近い求人を充実させてほしいなどのさまざまな求人を求める声が届いているという。
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