mui Labと小田急不動産は8月1日、両社が4月22日に業務提携に合意したと発表した。
業務提携に伴い、2025年初夏から小田急不動産の分譲戸建住宅「LEAFIA」(リーフィア)に、mui Labが提供する「muiボード」とスマートフォン専用アプリ「mui Kurashiアプリ」が搭載される。
muiボードはスマートホームシステムに接続し、照明やエアコン、その他の接続したデバイスを操作できるほか、家族の思い出を振り返る機能などを搭載する。またmui Kurashiアプリは、住宅内の温湿度表示、熱中症警戒アラート、室内見守りなどの機能を利用できる。muiボードとmui Kurashiアプリは共に随時更新可能で、入居後もアップデートすることで、ユーザー自身で必要な機能を拡張できる。
また、2社は共同でmuiボードの新機能開発を進める。両社は子育て家族に対してUXリサーチを実施し、「日々の子供との時間が十分ではない」「夫婦間で家事育児の負担に偏りがある」「子供も親が忙しいことを理解し自立したい・協力したいと思っている」「子供の成長に伴い、家族全員での時間が減っていき寂しい」といった現状を把握。「穏やかで温かい家族の時間を育むこと」を目的に、新機能の開発方針を定めたという。
2社は業務提携の目的を、mui Labが提供する生活に深く溶け込み、人が無意識的に活用できる「カーム・テクノロジー」と、小田急不動産の持つビジョンを融合させ、ユーザーの暮らしの質を向上させることだとしている。この業務提携により、デザイン性と機能性が両立したスマートホーム、標準規格であるMatterによる次世代スマートホーム体験、家族の成長と変化に寄り添う機能の提供などを目指す。
2社はmuiボードとmui Kurashiアプリを通じて、親子共に多忙な家族のコミュニケーション課題を解決し、家族の思い出が蓄積される空間作りを支援していくとしている。
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