mui Labは1月8日、muiボードが通算3度目となる「CES Innovation Awards」を受賞したと発表した。また同日、クラウドファンディング「Kickstarter」において、「muiボード 第2世代(mui Board Gen 2)」の先行予約を開始する。
muiボードは、家具のような天然木のタッチパネルを備え、muiプラットフォームにより、企業のシステムとの連携や外部サービスとの連携が可能なスマートフォームデバイス。スマートホーム世界共通規格「Matter」に対応し、あらかじめ連携したスマートホーム家電の操作ができる。
muiボードに手で触れると起動し、木板に浮かび上がるメニューを操作することで、各種機能の利用が可能。家庭内の電気・ガス・水道の使用量、太陽光発電の発電量や蓄電池の残量などをリアルタイムで把握できるほか、muiモバイルアプリを介して、家族と手書きメッセージやボイスメッセージの送受信も可能だ。
また、mui Labは2019年より、ワコムとAI技術やデジタルインク技術の共同開発を進めており、muiボード第2世代では、ボード上に残した手書きの筆跡などを、muiプラットフォームに記憶することが可能となった。手書きの筆跡をAIが「誰が、どのような気持ちで書いたか」を解釈し、状況に応じて記録したメッセージを表示することもできる。
なお、muiボード第2世代のクラウドファンディングは、1月8日から2月18日までKickstarterで実施し、2024年内の配送を予定している。
mui Labは、京都に本社を置く、カーム・テクノロジーのスタートアップ企業。mui Labのカーム・テクノロジーは、パロアルト研究所の技術主任であったマーク・ワイザーが提唱した設計思想で、電気のスイッチのように生活に溶け込み、人が無意識的に活用できるテクノロジーを意味する。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
「もったいない」という気持ちを原動力に
地場企業とともに拓く食の未来
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」