三菱地所、LIXIL、mui Labは11月30日、スマートホーム事業領域での提携に向けた基本合意書の締結を発表した。
これにより、三菱地所が開発した総合スマートホームサービス「HOMETACT(ホームタクト)」に、LIXILのIoTホームリンク「Life Assist 2」のホームデバイスが、連携機器として新たに加わり、ホームデバイスがサポートする製品や、ECHONET Lite機器の操作、制御に、HOMETACTも順次対応。スマート分電盤等と連携したエネルギーマネジメント機能(HEMS)も実装する予定だ。
HOMETACTは、1つのスマホアプリやスマートスピーカーを使い、エアコンやテレビ、照明、カーテンといった複数メーカーのIoT機器をコントロールできるスマートホームサービス。
Life Assist 2のホームデバイスは、ECHONET Lite規格認証およびAIF認証の登録番号を取得しており、エアコンや照明スイッチなど、HAN(Home Area Network)に接続されたさまざまな機器メーカーのECHONET Lite対応製品の制御が可能となっている。
今回、HOMETACTとLIXILのクラウド間連携(API連携)により、HOMETACT側でもホームデバイスを介した同様の機器制御が可能となった。HOMETACTは、従来の機器メーカーとのクラウド間連携(API連携)に加え、ECHONET Lite規格を活用した機器接続にも対応した、ハイブリッド型のIoTプラットフォームとなる。HOMETACTに連携される機器は、順次拡大予定。
HOMETACTは今後、計測、通信機能を有したスマート分電盤等との連携を進め、エネルギーマネジメント機能(HEMS)の実装(Life Assist 2 では実装済)を予定。HOMETACTのユーザーインターフェース設計に、mui Labが提唱する「カーム・テクノロジー」の理念を応用した「カームUI」の設計アプローチを採用し、家庭内のエネルギー使用量を直感的に判断できるようにする取り組みや、即時節電行動に移せる情報発信等も予定している。
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