マネーフォワードと三井住友カードは7月17日、個人向け事業において、合弁会社の設立を含む資本業務提携に関する基本合意書を締結したと発表。マネーフォワードが持つ家計簿・資産管理アプリ「マネーフォワード ME」を中心とした、個人のお客さまのお金に関わる各種サービスと、三井住友カードが提供するデジタルをベースとした最先端のキャッシュレスサービスや、SMBCグループが提供する個人向け総合金融サービス「Olive」の価値を融合・最大化し、お金にまつわる課題解決を目指すとしている。また、個人事業主や法人向けの事業においても協業を検討していくという。
デジタル化やキャッシュレス決済の急速な進展、新NISA制度の開始など、個人ユーザーが取り巻く金融環境が急速に変化するなか、お金にまつわるニーズも多様化していることを背景に、マネーフォワード MEが持つあらゆる家計や資産を管理できる機能と、Oliveが持つ銀行口座、カード決済、ファイナンス、オンライン証券などのあらゆる金融機能を掛け合わせることで、「お客さま起点のオープンなお金のプラットフォーム」の創出し、これまでにない革新的な顧客体験を提供することを目指すという。
提携を通じて検討しているサービスとしては、口座管理画面において、利用者がさまざまな金融機関に保有している口座残高を一覧で確認できることに加え、ドラッグ&ドロップなどの直感的な操作で、金融機関をまたいだ資金移動までが実現できるシームレスな資金移動の機能をはじめ、クレジットカードの利用情報をすばやく家計簿に反映できるリアルタイムでの家計管理機能、Oliveの利用状況とマネーフォワード MEが持つ家計管理データの分析を通じて、利用者が借入れ可能な金額を事前にサジェストする機能、マネーフォワード MEの利用状況に応じてVポイントがお得にたまる機能、AIアシスタントによるお金のサポート機能などを展開予定としている。
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