東急とSolarDuck、「洋上浮体式太陽光発電設備」を海面へ設置--実用化に向け実証へ

 東急不動産とSolarDuckは5月9日、京セラコミュニケーションシステムとの連携のもと、「洋上浮体式太陽光発電設備」を海面に設置完了したと発表した。本取り組みは、東京都政策企画局が主導する「東京ベイeSGプロジェクト 先行プロジェクト」に採択された、洋上での浮体式太陽光発電の技術実証に向けたものとなる。


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 東京ベイeSGプロジェクト 先行プロジェクトは、東京都による、東京ベイエリアから世界最先端の発信を目指す実証事業。東急不動産と、オランダとノルウェーにまたがり洋上浮体式太陽光発電を手掛けるSolarDuckは、2022年11月にエバーブルーテクノロジーズと共に「最先端再生可能エネルギー」の分野で採択され、実証に向け調査や開発に取り組んできた。今回の設備設置完了につき、洋上浮体式太陽光発電設備での発電、地上の蓄電池への蓄電、蓄電池の運搬と消費の実証を開始するという。

 また、東京都によるイベント「SusHi Tech Tokyo 2024」では、5月12日から21日にかけて、海の森エリアにて本取り組みの出展を行う。さらに、本取り組みで発電した再生可能エネルギーを活用し、最新電動モビリティへの給電や、電動船への給電を実施する予定だ。

 今後は、東京湾岸エリアの竹芝地区におけるイベントなどにおいても、本取り組みで発電した再エネ活用を検討する。

 東急不動産によると、東京都は現在、郊外からの送電に依存している。同社は洋上浮体式太陽光発電の実用化を目指し、東京ベイエリアを中心としたエネルギーの地産地消の実証実験により、国内外各地へ展開しうる都市モデル検討に寄与していくという。

プレスリリース

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