トヨタとポケモン、ほぼ実物大かつ変形可能で動く「ミライドン」--日比谷で展示試乗も

　トヨタ自動車内の有志団体であるトヨタ技術会は、ポケモンとともに「トヨタミライドンプロジェクト」を始動。「ポケットモンスター バイオレット」に登場する伝説のポケモン「ミライドン」をテーマにした“ミライモビリティ”「TOYOTA Engineering Society MIRAIDON」を、東京ミッドタウン日比谷 アトリウムにて展示ならびに試乗体験イベントを行う。展示期間は3月15日から3月17日まで。一般公開に先立ち、メディア向けに公開した。

　トヨタミライドンプロジェクトは、こどもたちが想像するミライモビリティの実現を通じて、想像する楽しさと、モノづくりの力を伝えるプロジェクト。2023年度のテーマとしてミライモビリティを掲げ、豊田市の小学生から集まった8000枚のアンケートを参考にしながら検討していたところ、ミライドンの絵が目に留まったという。

　ゲーム内のミライドンは、4足歩行（リミテッドモード）や2輪のバイクのような形（ドライブモード）になり、主人公を乗せてさまざまな場所へ行くことが可能となっており、友達のように意思疎通ができ、その背に乗って楽しく移動ができるポケモンであることは、こどもたちの夢を明確に具現化していると思えるものであったという。そして“大人の本気がこどもの夢になる”“夢は夢で終わらない、想像が未来を作る”を伝えるべく、制作がスタート。2023年6月から約半年で、ほぼ実物大の動くミライドンを作りあげたという。

　製作されたTOYOTA Engineering Society MIRAIDONは、重さや大きさともにほぼ実物大の形状で再現。ドライブモードと4足モードに変形することが可能となっており、動くこともできる。

　メディア向けに公開されたのは4足モードで、足をゆっくり動かして移動するデモンストレーションも行われた。なお15日からの展示はドライブモードとなり、試乗が可能となっている。試乗にあたっては、整理券を配布し、順番に案内するという。整理券の数には限りがある。また、安全上の観点から、体重65kg以上の方は試乗ができないとしている。

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